日本のペット事情

屋内飼育にシフトしたことで市場も変化

現在日本はペットブームの真っ只中にあります。
中でも犬とネコがペットの内訳として占める割合が高く、それぞれ約1000万頭が飼育されていると計算されています。

特にここ近年の傾向として、屋外で飼育する例が減少し変わって完全に室内で飼育するペットの割合が増えてきているということが挙げられます。

それを反映しているのが犬よりもネコを飼育する人が増えているという逆転現象と、同じ犬でも大型犬より小型犬の人気が高くなっているということです。

主に室内で飼育されている犬猫の割合では、ネコは約85%、犬は約80%とかなりの高さにまで上昇してきています。
ペットブームを受けて賃貸住宅の中にもペット可物件が増えてきており、今後ますます室内飼育をするための環境は得やすくなっていくことでしょう。

室内飼育が増加した影響のもう一つとして、ペットフード以外の製品の売上が上昇してきているということがあります。

ペット用物件もそうですが、ペット用の玩具やペット飼育のためのケージやトイレなどの用品、さらにペット保険といった保険商品など様々な分野にペット需要が生まれてきています。

安全な室内で飼育されるペットが増えたことによりペットの平均寿命が飛躍的に延びていることも特徴的で、犬猫は現在14~15歳くらいまで生きることができるようになっています。

動物病院のような飼育動物診療施設の開設数も右肩上がりで増えており、ここ10年間に10%増しというかなりのスピードです。

今後大きな課題となってくる殺処分数

急成長をするペットブームの裏側で社会問題となっているのが全国の保健所で引き取られる犬やネコの殺処分についてです。

もっとも全国の犬・ネコの殺処分数はここ数年で激減しており、10年間で1/4にまで減らすことができています。
しかし減ってきているとはいえ毎日のように全国で殺処分されている元ペットがいるという事実は重く、今後どう殺処分ゼロを目指していくかということが重要な課題と言えます。

2013年にはペットショップで売れ残ったペットを保健所や動物愛護センターで殺処分することを禁止するように動物保護法が改正されています。

そのため利益優先の悪質なペットブリーダーは減ったものの、まだまだ影で処分をされていたり遺棄され餓死する動物がいます。

動物保護の先進国であるヨーロッパの国々からは、そもそもとしてペットの入手がペットショップからの購入を前提としていることがおかしいという指摘もあります。

生命である動物を金品で取引すること自体が倫理に反するという意見も少しずつ聞かれるようになってきているため、飼育をする人の責任がより一層問われる時代です。

投稿者: SLour7uk