飼う・買う前に考えよう

世界のペット事情と日本のペット事情を比較してきましたが、
ペットの販売や扱い方に関することは
国組織で動かないことには本当の解決には至りません。
そこで、まずは飼い主ひとり一人にできることから
はじめていくのがいいんじゃないかと思います。

中でも重要なのは、これからペットを飼う人が
「生き物を飼う」ということがどういうことなのかを理解しておくことです。
当然のことながら、ペットは生き物であって物ではありません。
成長するし、ご飯も食べるし、怒るし、病気にもなります。
そういった世話やケアをするのは飼い主の役目です。

そこで、動物愛護団体のホームページに飼い主に
必要な条件が分りやすく紹介されていたので抜粋してみました。

飼い主に必要な条件

①家族のみんなが動物が好きであること
②世話をする気力や時間を作ることができること
③ペットとして迎えれる住宅に住んでること
④自分を含めて家族にアレルギーがないこと
⑤毎日同じお世話をする責任を10年以上持てること
⑥今の環境が変わるような引っ越しがないこと
⑦しつけそれからご近所のかたへ配慮ができること
⑧経済的にあと10年以上も継続できるのかを考えること
⑨歳をとった時に動物の最後までを見届ける心構えがあること
⑩飼えなくなった時はどのような経緯をとるかを考えておくこと

(公益財団法人 日本動物愛護協会HP参照)

これらのことは言うまでもなく当然の条件なのですが、
飼ってみるまで理解できない飼い主が多すぎます。
特に、たまたま立ち寄ったペットショップで可愛いからと、衝動飼いをしてしまう人は
飼育するという現実が見えていない人が多いように感じます。
可愛いだけで子供を育てられないのと同じように、
可愛いだけでペットは飼えません。
ペットを飼うのなら、人間と同等の暮らしをさせないといけないくらいの
感覚で考えておいた方がいいんじゃないかと思います。

いらなくなって捨てる人は後を絶たないのですが、
日本の動物愛護法というのものが作られています。
それには、理由のない殺傷は懲役にかせられてしまいますし
100万円以下の罰金があるのです。
さらには、虐待をしたり捨ててしまった場合などは
30万円以下の罰金という罰則があります。

ただし、基準は抽象的で曖昧なものが多くなっているため、
ペットを捨てる飼い主に対しては動物愛護の法律として機能していません。
また日本は、動物愛護先進国に比べて罰金や懲役刑などに大きな差があります。
国自体が現段階でペットを物としてしか扱っていないので、
どうにもできない問題ですね・・・。

意識を変えて更に厳しい規定を設けることが必要でしょうが、
規制を設けることはそれだけペットが飼いたくても飼えない人が
増えるということになります。
優良な飼い主にとったら嬉しくはない規制ですが、
それでもそこまでしないと日本では可哀想なペットは
減らないということのが現実です。

まず、ペットが欲しい飼い主にできることは、
殺処分される命を救うことから検討してみてください。
アニマルシェルターには捨てられて保護されたペット達がたくさんいます。
日本ではあまり認知されてないペット入手方法ですが、
外国ではアニマルシェルターからペットを譲り受けるのは
ペットショップから購入する以上に当然のことだと認知されています。
ペットはペットショップだけにいるものじゃありません。

投稿者: SLour7uk