ネパール犬事情

動物へのいろいろな向き合い方がある

日本や多くの先進国では、犬というとペットの代表格のようなもので、家の中や敷地内で飼われ大事にされています。
しかし、こうした事情は世界の多くの国では通じません。
ストリートや野で生活している犬も多く、人間に危害を加えたり、家畜を襲ってしまったりする犬もいます。
また、こうした地域では狂犬病を持っていることが多く、むやみに人間が野良犬に近づき触るのは危険なのです。

そうした中、ネパールではより人間と犬との距離を縮める活動が行われています。
その1つが、狂犬病のワクチン接種活動です。
ネパールではまだ狂犬病が発生していますので、ワクチン接種をすることは、人間も犬も両方を守る重要な手段なのです。

ワクチン接種を行政やボランティア団体などが主催して行うと、大勢の人が会場に足を運び、いかに人々が犬を大事にしているかが見て取れます。
朝から晩まで行列が絶えないこともあり、たくさんの人がペットとして犬を飼っているということを実感できます。

3つのタイプの犬がいる

ネパールの犬を見ていると、3つのタイプがいることが分かります。
まず、外で人間の世話などまったく受けることなく生きている犬で、いわゆる野良犬として生活を送っています。
路上にあるゴミや人間の食べ残しなどを探し求めて歩き回り、他の犬と時に喧嘩をしながらたくましく生きています。

もう一つは、コミュニティドッグと呼ばれるもので、地域の住民によって共同で飼われている犬たちです。
地域の番犬として、また残飯などを処理する役目も果たしています。
もちろん、住民からの愛情も受けていて、子どもたちがこうした犬たちと一緒に戯れて楽しそうに遊んでいる光景を見ることができます。

そして、最近どんどん増えているのが、家の中で飼われている犬たちで、日本のペットと同じように大事にされています。
家の外から出ることもほとんどなく、家の中で大切に飼われていますので、健康状態も良く愛情を受けているのが良く分かるくらい、穏やかでしつけもしっかりとされています。

ネパールでもペットとして犬は大事にされている

こうした家の中で飼われている犬は、飼い主から大事にされ、他の犬と交渉を持たないように注意が払われています。
外にいる野良犬は狂犬病を持っていることもありますし、縄張りを侵されたと思って襲われてしまうこともあります。
そのため、家の中でしっかりと保護していなければならないのです。

ワクチン接種の会場にも、飼い主がしっかりと自分の犬を抱きかかえて、決して路上に放さないようにしている様子が伺えます。
いろいろなタイプの生活をしている犬がいるところですので、家付きのペットはこうして飼い主に大事に飼われているのです。

投稿者: SLour7uk