イギリスでペットを飼うには

イギリスのペット事情

イギリスでペットを飼うにはルールを守り、ペットの躾をしっかりすることが求められるといえます。
特に犬の躾は日本とは比べものにならないほどで、
無駄吠えをするのを聞いたことがないと驚くイギリス在住の日本人は少なくありません。

日本ではマンションの隣の部屋からキャンキャンと小型犬が鳴く声が響いたりすることがありますが、そういったことはほとんどないと言うのです。また散歩の途中で他の犬と吠え合ったり、他人に飛びかかるといったこともありません。
どうやって躾をしてているかといえば、費用をかけてトレーニングスクールに行かせたりしています。
日本では甘やかすためのお金はいくらでもかけるとしても、
躾のためにお金を払う人は少ないのではないでしょうか。

躾は飼い主がやるものという概念からして、イギリスは違うのです。
躾はプロにキッチリ任せて、近隣に迷惑をかけない犬に仕立てたうえで、
家の中で大切な家族の一員として暮らすことになります。
一方、イギリスでは猫は自由気ままに暮らさせるというのが一般的です。

動物虐待防止のための条例

日本でもそれは同じですが、猫の性格上、縛られるのは嫌いですからイギリス人も心得ているのでしょう。
もっとも、中流階級レベルが暮らす住宅街においては、野良猫は見かけません。
もし野良猫や野良犬が発見されると、動物愛護団体が捕獲して里親を探します。
日本では保健所が捕獲して里親が見つからなければ、殺処分というケースも少なくありません。

ですが、イギリスでは日本のようにペットはショップで買うのではなく、
愛護団体から譲り受けるケースが少なくないといいます。
日本では飼いきれなくなってペットを捨てたり、
保健所の前に置いていくといった悲しいニュースもしばしばあるのです。

これに対してイギリスでは1882年に世界初と言われる動物虐待防止のための条例が制定されており、動物の飼育や保護に関する法令が現在では70を超えています。
こうした厳しいルールが敷かれていることもあり、動物を粗末に扱ったり、人に迷惑を与える方法で飼育する人は少ないのです。迷惑をかければ、そのペットにリスクが及びますから、ペットを守るためにも躾は重要と言えるのでしょう。

また、日本では安価なペット販売のために病気のペットを販売したり、
現代人のライフスタイルに合わせ深夜遅くまでペットを陳列しているペットショップが問題になりました。
この点においても、イギリスでは「ペット動物法」により、露天商などによる街頭や公共の場などでのペット販売の禁止や、ペットに関する考え方がまだ未熟で飼う能力が低いと思われる12歳以下の子供へのペットの販売も禁止しています。

日本では子供がペットを飼いきれなくなり、
親が捨ててしまうなどの問題が生じていますが、そうしたことを未然に防止する法律といえるでしょう。

投稿者: SLour7uk