海外と日本の猫事情

日本の猫事情

日本において今最も人気のあるペット動物は、なんと言っても猫でしょう。
2017年の調査では、それまで飼育動物数が最も多かった犬を抜いて猫が第1位になったということがニュースになりました。

InstagramやTwitterなどのSNSには、毎日のように幸せそうに暮らす猫たちの動画・写真がアップされています。
しかし、日本国内において全ての猫たちがそうした十分な庇護を受けられているかと言うと、そういう訳ではないようです。

日本において、きちんと飼い主さんに飼育をされている猫は約1000万頭とされています。
その一方で、年間約19万頭の犬や猫が自治体の保健所などの施設に保護されています。
このうち約13万頭は殺処分をされているのが現実です。

この動物の殺処分については世界的に大きな問題になっており、動物愛護の先進国ではほぼゼロという数値まで達成しています。
日本はそうした世界的な動物愛護の流れから見るとかなり意識が遅れていると言えるでしょう。
保護された犬猫の殺処分は社会問題として少しずつ知られるようになってきたものの、そのための運動は遅々として進んでないという現状があります。

なお、上記の殺処分数というのはあくまでも保健所などに収容された数だけでカウントをされているので、元飼い主が勝手な事情で野生に放置するといった「捨て猫」は数に入っていません。
犬の場合は飼育をするときに必ず登録をする必要があるので、悪意で簡単に遺棄するということはあまりないとされています。
しかし、猫については飼育開始のハードルの低さもあってか、都合が悪くなると簡単に捨ててしまう人も見られているのです。

海外の猫やペットに対する考え方

日本において動物愛護の意識の低さを象徴する事例として、ペットの入手方法がよく挙げられます。

これからペットを飼育しようと考えている場合、その入手方法としてまず最初の候補になるのがペットショップでの購入です。
ペットショップでは多くの犬や猫たちがケージの中に入れられ、そこで訪れる人たちに売買をされていきます。

この生体売買は海外でもかなり批判が多く、ヨーロッパなどでは生体をお金で取引することが禁止となっており、ペットとなる動物は基本的に保護施設などから譲り受けることになっているのです。
特にヨーロッパにおいてはイギリスを始めとし古くから動物愛護についての意識が高く持たれており、国家的に動物を保護するための制度が確立されています。
日本においても悪法と名高い「生類憐れみの令」という動物を守るための法律が存在していたこともありましたが、動物を人間のパートナーとするという意識とは異なるものでした。

ペットの殺処分ゼロに向けての取り組みは、国民一人ずつの意識が高まって初めて成立するものなので私達もしっかり考えていきたいですね。

投稿者: SLour7uk