雄大な自然

生態系を守るためのインドネシア森林保全活動

インドネシアの森林が破壊されている

世界の国のひとつに、インドネシアがあります。
インドネシアは世界で見ると比較的小さく、地球全体の面積で考えると1.3%ほどを占めています。
数字だけを見ると非常に小さく思えますが、実はインドネシアには熱帯林が豊富に残っています。

実は世界の熱帯林は非常に少なくなっており、インドネシアにある熱帯林は世界全体の約10%ほどを占めています。
つまり熱帯林だけを考えると、インドネシアは非常に豊かな国と言えるのです。

こうした古くから保たれている自然環境には、多種多様な生物が生息しています。
世界の哺乳類の約12%がこの中に住んでいて、さらに爬虫類や両生類などもたくさん住み着いています。
さらに鳥類もさまざまな種類がいるため、インドネシアはまさに生き物のための国とも言える場所となっています。

ただ、近年は森林が破壊されつつあり、豊かな熱帯林も脅かされています。
すると必然的に生き物も行き場を失い、絶滅してしまう可能性があるのです。

政府も森林の保全に乗り出している

こうした状況に、インドネシア政府も危機感をもっています。
森林の保全活動に動き出しており、さまざまな取組を始めています。
そのひとつが、「ボルネオ島」の森林を保全することです。

インドネシアにはボルネオ島という島があり、ここには希少な哺乳類であるオランウータンが生息しています。
オランウータンが住んでいる場所は世界にもわずかしかなく、ボルネオ島はその場所の1つなのです。
また、この島には他にも象やサイなどもおり、希少な動物をたくさん見ることができます。

政府はこうしたボルネオ島の環境維持に努めており、違法な伐採などの罰則を強化しています。

日本の企業やNGO・NPOも活動を始めている

インドネシアの熱帯林破壊は、日本にとっても大きな問題です。
日本では「アジア森林保全プロジェクト」というプロジェクトがスタートし、さまざまな企業が森林の保護活動に協力しています。

また、NGOやNPOも協力を始めており、もはやインドネシアだけの問題ではなく、世界の国々全体での問題として位置づけられ、解決や改善に向けた議論がなされています。
WWFがスタートさせた「インドネシア森林保全基金プロジェクト」というプロジェクトも2007年まで多くの団体に広がり、数多くの取り組みが行われてきました。

こうした中で、一定の成果が上がっています。
ただ、インドネシアの失われた熱帯林は、今も完全には回復していません。
しかし上記のような対策を行うことで、今後のダメージは軽減できると考えられています。
完全な解決にはまだ時間がかかるかもしれませんが、インドネシアや各国は一歩ずつ歩みを進めているのです。

投稿者: SLour7uk